森林と人里の境目まで…観光客が訪れる道の駅付近でクマ出没 隣接する森林公園閉鎖<福島県喜多方市>

福島県喜多方市の道の駅にある森林公園が閉鎖された。
その理由は“クマ”…この1週間で3度も目撃が相次ぎ、警戒を強めている。
クマが現れたのは福島県喜多方市岩月町の中山森林公園。
6月14日の朝と夕方、体長80センチから1mほどのクマが目撃された。

森林公園は道の駅と隣接する場所で多くの利用者が訪れている。
利用者は…
「怖いと言えば怖いですよね。クマが里まで食料を求めて下りるようになってきちゃったんだろうなという」
「まずは注意してもらうしかない。看板とか立ててもらって」


クマが目撃されたのは今回で3度目。
一週間前にも同じ場所に出没していて道の駅では朝と夕方、花火を打ち上げ警戒を強めている。
喜多方市ふるさと振興(株)・山口隆夫さん:「万が一お客様とかスタッフに何かあったら困りますので。森林の部分と人が住んでいる部分の境界線当たりに、道の駅や(森林公園の)施設はあるものですから」

道の駅では喜多方市と対策を協議し森林公園を閉鎖。
6月末まで立ち入りを禁止する方針で警戒を続けることにしてる。


<福島県内でのクマ目撃>
福島県警察本部によると2020年に入ってから6月14日までに県内では109件のクマの目撃が確認されている。
人的被害は喜多方の1件。2019年の同じ時期と比べると52件減少しているが、これは新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛が要因として考えられていてクマの数にはあまり変化がないと見られている。

例年クマの目撃情報は、夏山シーズンの5月から8月までがピークとなっていて2020年も5月から急増している。

警察では山に入る際は、複数人で行動したり撃退スプレーを携帯するよう注意を呼び掛けている。


6/15(月) 20:30配信(福島テレビ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/942feee8db1460dff655e04a47eddfb8f433c68d



クマ