新潟県初の「クマ出没特別警報」 19年ぶり死者受け最高レベルに

新潟県関川村でクマに襲われた女性が11日に亡くなったことを受け、県は12日に「クマ出没特別警報」を発表しました。県が特別警報を出すのは初めてで、今後は各市町村でパトロールを強化するなど厳重警戒を呼びかけています。

12日午前9時から県庁で行われた対策会議。

【県対策本部 佐久間豊本部長】
「平成13年度以降の死亡事故を受けて、本日クマ出没特別警報を発表することになりました」

県は1日に出した「クマ出没警戒警報」を最高レベルの「特別警報」に引き上げました。これは1日に関川村でクマに襲われた齋藤孝子さん(73歳)が11日、搬送先の病院で死亡したことを受け発表されました。
新潟県内では今年に入って人がクマに襲われるケースが、11日までに9人確認されいます。また、クマによる死者は2001年10月に新発田市の山中で、70代男性がクマに襲われて死亡して以来です。

県は特別警報を出して市町村や警察と協力してパトロールを強化するほか、クマが活動する朝・夕は一人で行動しないなど、厳重警戒するよう呼び掛けています。

10/12(月) 11:40 BSN新潟放送

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