野生動物が運ぶマダニ感染症関東に上陸 致死率最大30%「対策が重要」

主にマダニが媒介する感染症、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)が過去最多のペースで増加している。

野生動物が人の生活圏に運ぶことで感染が広がる。
地球温暖化でマダニの活動期間が長くなった影響も出ている。

猫は室内飼いを徹底し、人も草むらに入るときは肌の露出を避けるなどの注意が必要だ。
SFTSは、ウイルスを持ったマダニにかまれた後、6~14日の潜伏期を経て発症する。
感染したイヌ・ネコなどを通じてヒトが発症するケースもある。

症状には、発熱や嘔吐、下痢などのほか、失語や意識障害、皮下出血や下血などがあり、致死率は6.3~30%とされる。
有効な薬やワクチンはなく、治療は対症的な方法しかない。
クマ