クマの目撃相次ぐ 黒部では住宅庭にクマ/富山

黒部市では、住宅の庭で子グマ1頭が目撃されました。クマはみつかっておらず猟友会や警察がパトロールして注意を呼びかけています。

23日午前8時55分ごろ、黒部市中陣の住宅の裏庭で、子グマ一頭が目撃されました。
住民の人「ここで庭仕事をしていて、犬がよく鳴いてて、いつもと違う鳴き方だったので、パッと顔をあげた時に黒いのが見えた。怖かったというか思わず「クマや」って声をあげたらクマがびっくりして逃げた状態」

目撃されたクマは、体長およそ60センチほどの子グマとみられます。
記者リポート「裏庭の敷地内にある、こちらの階段をクマが駆け抜け、西側、こちらの山側の方面に逃げていったということです」
けが人はいませんでいた。

現場は、山あいの住宅街で通報を受けた警察や猟友会が、周辺をパトロールしましたが、クマはまだ見つかっていません。
住民インタ「庭先に出るのは初めてだったんで、近くに親がいるんじゃないかとそっちを思ってしまった。子グマ自体はよっぽどのことがない限り襲ってこないと思う、そばに親グマがいると考えると心配」

同じ子グマと見られる目撃情報はこの住宅から西におよそ300メートル離れた交差点でもありました。このほか23日は南砺市菅沼などでもクマの目撃情報が相次ぎました。今年は、クマの主食であるブナの実が2年連続の凶作となっていて、県は「県ツキノワグマ出没警報」を出し警戒を呼びかけています。


9/23(水) 20:26 チューリップテレビ
クマ